ネタ蒔き時
ネタ蒔き時の枕草子 第十七話「コントロールな毎日」
盤面を完全に掌握し、今まさに相手へトドメをささんとする瞬間。これがマジックの醍醐味だ。アグロなデッキならば大体4~5ターン目、ミッドレンジならそれより数ターン遅く、コンボデッキならば或いは1ターン目にその瞬間が訪れるだろう。しかし私はその甘美な時間を出来るだけ長く味わっていたい!時間経過と共に蜜の味はより濃くなり、盤面を支配している自分に酔いしれる。圧倒的なリソースの差を維持しながら対戦相手の反撃の芽を摘んでいく心地よさを味わいたいなら何といってもコントロールだ!今日はそんなコントロールデッキを紹介しよう!
アゾリウスコントロール
- 4 《流刑への道/Path to Exile》
- 4 《祖先の幻視/Ancestral Vision》
- 4 《血清の幻視/Serum Visions》
- 4 《呪文嵌め/Spell Snare》
- 4 《糾弾/Condemn》
- 4 《至高の評決/Supreme Verdict》
- 4 《スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation》
- 3 《謎めいた命令/Cryptic Command》
- 1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
- 1 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》
- 1 《不死の霊薬/Elixir of Immortality》
- 4 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
- 4 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
- 4 《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
- 1 《ウルザの工廠/Urza's Factory》
- 7 《島/Island》
- 6 《平地/Plains》
このデッキのすべての要素は生き延びる事に集約されている。相手の呪文を打ち消し、クリーチャーを除去し、失ったライフと手札を補充する。この循環が対戦相手とのリソース差を限りなく広げていく。十分なリソース差を作った後は隙が生じない程度に何かしらの脅威を展開する。ある時はプレインズウォーカーだったり、またある時は《ウルザの工廠》から出てくるトークンだったりする。最も「アツい」勝ち方は《不死の霊薬》によるライブラリーの無限循環だろう。こちらからは何もせずただ相手が朽ちていくのを見届ける快感は他では味わえないはずだ。
いつも通り今回もサイドボードは割愛している。エンダルゲームスで販売されているデッキにはサンプル用のサイドボードが付属されているので、まずはそれを試してもらい、その後は君たちの周りのメタゲームに併せて自由に改造してくれ!
時間とリソースを掌握し相手を圧倒するのは君だ!
次回はドローカードについて考察したいと思う。
それまでの間、あなたのディスカード・ステップが訪れませんように。