ネタ蒔き時

ネタ蒔き時の枕草子 第十五話「Dance Macabre」
「戦場に出たとき」能力は美しい。ただ出すだけで余計な事は一切求められず、プレイヤーに利益をもたらしてくれる。遥か古の《ネクラタル》より始まり、我々プレイヤー達は常に「戦場に出たとき」能力と歩んできた。そして今や「戦場に出たとき」能力を倍増させてくれるアーティファクトが登場したのだから、これはもうデッキを組むしかないだろう。「戦場に出たとき」能力は非常に自由度が高いが、今回私が選んだのはこいつだ!
パンハモニコン
- 4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
- 4 《森の女人像/Sylvan Caryatid》
- 4 《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
- 4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
- 4 《ウッド・エルフ/Wood Elves》
- 2 《永遠の証人/Eternal Witness》
- 4 《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
- 1 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
- 4 《侵入警報/Intruder Alarm》
- 4 《パンハモニコン/Panharmonicon》
- 2 《謎の石の儀式/Cryptolith Rite》
- 4 《植物の聖域/Botanical Sanctum》
- 4 《繁殖池/Breeding Pool》
- 4 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
- 4 《伐採地の滝/Lumbering Falls》
- 5 《森/Forest》
- 2 《島/Island》
このデッキは様々なシナジーが絡み合っていて、回していてとても楽しいデッキだ。《パンハモニコン》があれば《とぐろ巻きの巫女》や《ウッド・エルフ》は倍の速度で土地を供給し、非常に潤沢なマナベースを作ることが出来る。《パンハモニコン》と《侵入警報》が出ている状態で《造物の学者、ヴェンセール》を唱えると、《侵入警報》も二度誘発する。《極楽鳥》と《森の女人像》がいればこれだけで4マナが発生するため、《造物の学者、ヴェンセール》自身と相手のパーマネントを戻し続けてゲームをロックする事が出来るだろう。それ以外にも《造物の学者、ヴェンセール》と《とぐろ巻きの巫女》をループさせる事でマナを増やしながらドローを進める事もでき、途中から《造物の学者、ヴェンセール》で戻す対象を引いてきた《永遠の証人》辺りに変えれば無限マナが成立する。あとは引いてきた《歩行バリスタ》でトドメをさすだけだ!
いつも通り今回もサイドボードは割愛している。エンダルゲームスで販売されているデッキにはサンプル用のサイドボードが付属されているので、まずはそれを試してもらい、その後は君たちの周りのメタゲームに併せて自由に改造してくれ!
数多の能力を操り、盤面を制圧するのは君だ!
次回はMTGの華、高速コンボデッキを紹介したいと思う。
それまでの間、みんなの土地が伸びますように。