《魔力の墓所/Mana Crypt》で遊ぼう
やぁ、ぶるじょわだ。皆様の応援のおかげで僕が統率者戦に関するあれこれについてブツブツいう連載が始まることになったのでまさかの再登場だ。みんなありがとう。そんなわけで引き続きややディープな方向に勝利やらロマンやらを求めていこうと思うので生暖かく見守って頂けたら幸いだ。
さて、そろそろ本題に入ろう。記念すべき第一回のテーマは「《魔力の墓所/Mana Crypt》」だ。
このカードの強さは今更語るまでもないだろう。なんかいっぱいマナがでてつよい!以上。…と、これだけでは記事が終わってしまうので今回は無視されがちな《魔力の墓所》のデメリットもとい最後の良心、「あなたのアップキープの開始時に、コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに負けたなら、魔力の墓所はあなたに3点のダメージを与える。」に注目していきたいと思う。
統率者戦において《魔力の墓所》のデメリットが無視されてしまう原因のひとつは初期ライフだ。40もの初期ライフに対して1ターンあたり1.5のダメージはあまりに少ない。昔のカード、それも雑誌プロモならではの趣のあるデメリットがこんなことで無視され、ないものとして扱われてしまうのはあまりに惜しい。では、仮に《魔力の墓所》のダメージがもっと高かったらどうだろうか。倍の6点、そもそも元の3点が少なすぎたから12点、むしろ投げるコインの数を増やして…。
数を増やして!?
お馴染みの《玄武岩のモノリス》+《ブライトハースの指輪》で無色無限マナを捻出。
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《試作品の扉》に《魔力の墓所》を刻印。
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《通電式キー》のアンタップ能力を《ブライトハースの指輪》でコピーして《試作品の扉》と《通電式キー》をアンタップして《魔力の墓所》トークンを無限に生成。
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「あなたのアップキープの開始時に、コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに負けたなら、魔力の墓所はあなたに3点のダメージを与える。」 ×∞ !!
あの毛利元就もいっていました。矢は1本では簡単に折れるが、300000000本の矢を束ねれば中々折れない、と。普段は無視される《魔力の墓所》のデメリットも300000000倍になれば無視できないものになるのです。EDHにおいても歴史に学ぶことは多いですね(棒)
みなさんお気づきのようにサーチカードが《ギャンブル》ぐらいしかない赤単では滅多にコンボパーツは揃わず、そもそも《試作品の扉》引くまで《魔力の墓所》出さないの??みたいな問題点も星の数ほど存在しますが、《魔力の墓所》をばら撒いたときの達成感やら馬鹿らしさやらは中々なので一種の縛りプレイだと思って頑張りましょう。全然揃わなくてもマナアーティファクト並べて《燎原の火》系カードを打っていれば、《屑鉄の学者、ダレッティ》の能力が統率者の中でも割かし強力なのもあって案外なんとかなります。
※ 無事コンボを決めても極稀に送りつけた《魔力の墓所》から《天才のひらめき》や《彗星の嵐》などのX呪文が飛んできて負けることがあります。これは諦めましょう。
【次回予告】
《魔力の墓所》は無理に増やさずとも1つでもコントロールしている時点で危険だった!?最強アーティファクトの意外な弱点とは!?!?次回、「《魔力の墓所》で遊ぼうPart2」ほどほどにご期待ください。