ぶるじょわ

『アモンケット』先行プレビュー!!
アモンケットでENNDAL GAMESが担当する先行プレビューカードは、先日公開され斬新なカードデザインで多くのプレイヤーに衝撃を与えた「余波」を持つカードの新たな1枚だ。長ったらしい前置きはぬきにして早速カードをご覧いただこう。
インスタント
驚天は飛行を持つ各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
《動地》 (X)(R)(R)
ソーサリー
余波
動地は飛行を持たない各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
《Heaven》 (X)(G)
Instant
Heaven deals X damage to each creature with flying.
《Earth》 (X)(R)(R)
Sorcery
Aftermath
Earth deals X damage to each creature without flying.
《地震》と《ハリケーン》の融通の利かなさに憤りを覚えたどこかの魔術師が作ったであろう、《大竜巻》以降ちょくちょく登場する赤と緑のマナを合わせたり合わせなかったりすることで全てのクリーチャーにダメージを与えるぞシリーズの新たなカードだ。空から降り注ぐ隕石がはじめに空の生き物を焼き尽くし、巨大なクレーターを作りながらその爆発と衝撃で地上の生き物を根絶やしにする。歴代の隕石系カード?の中でもかなりメテオ感??のあるカードだ。
そして、これらのカードの共通点として、構築トーナメントシーンで活躍したことがあげられる。となれば当然《驚天+動地》も、と期待してしまう。実際このカードはマナは少し多くかかってしまうが、状況に応じて威力を調整できる器用さをもっているので、デッキリストにその姿を見かけるようになるのもそう遠くないはずだ。
《大天使アヴァシン》や《折れた刃、ギセラ》のような危険な飛行クリーチャーを対処した後、自分のクリーチャーは全て生き残らせたうえで対戦相手の《模範的な造り手》や《経験豊富な操縦者》を一掃、なんて器用な立ち回りをカード1枚でできるのは《驚天+動地》ならではだ。
赤と緑を含むデッキを使っていたプレイヤーはもちろん、あらゆる手段を駆使して《秘蔵の縫合体》と《コジレックの帰還》を墓地に送り込んでいたプレイヤー、そして今まで《コジレックの帰還》でついでに吹き飛んでいたゾンビ達にとっても、墓地からプレイできる適度なダメージの全体除去は嬉しいカード追加になったことだろう。
いや、そんな些細なことはおいておこう。最も重要なのは日本語版のこのカードの大枠の呪文名が《驚天》であり、余波は《動地》だということだ。そう、《驚天》をX=0で唱え、即座に《動地》を唱えることで地上のクリーチャーを一掃するときに我々は、「驚天動地だ!!」と知ってはいるがほぼ使う機会のないかっこいい四文字熟語ランキングトップ5には入るあの四文字熟語を高らかに叫ぶことができるのだ!(デュエルスペースでは他のプレイヤーに迷惑をかけないようにしましょう)
それでは残りの「余波」カードも声に出したくなるかっこいい名前であることに期待しつつ、先行プレビューを終えよう。どこかに置いてきてしまった自分の中の中学二年生が騒ぎ出すような単語を堂々と使えるのもMTGの魅力のひとつなのだ。